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1999年7月20日放送
「病気療養のビザ(母の呼寄せ)」
シンディ
中野先生こんばんは、今日もよろしくお願いします。
中野辰宏 こちらこそ、よろしくお願いします。今日もリスナーからのFAXが届い
ていますね。豊中に住んでいるAさんからですね。
シンディ
では早速読みますよ。シンディーさん、中野先生こんばんは。いつも
楽しく聴いています。私は日本人の夫と1年前に結婚しました。夫は
とても優しい人で私は今とてもHAPPYに暮らしています。ところで、
私には本国に前の夫との間に生まれた今年8歳になる子供がいま
す。子供の学校の問題もあったので、私が本国へ生活 費を送金し
て、私の母が子供を育ててくれていました。ところが、最近母が病気
になってしまいました。しかもかなり重病のようなので、できれば日本
に呼び寄せて子供には日本の学校に通わせ、母親には日本の病院
で病気の治療をさせてやりたいと思っていたのですが、夫にはなか
なか打ち明けることができませんでした。しかし、先日思い切って夫
に相談したところ、夫はやさしく「みんなで一緒に暮らそう。まず、お
母さんの病気を治すことと子供の学校のことが問題だね。」といって
くれました。私は夫の優しい言葉が嬉しくて何度も泣きました。とても
HAPPYな気持ちになりました。中野先生、私の子供と母親を日本に
呼び寄せる方法を教えてください。と言う相談ですが、先生、このご
主人はとっても優しい方ですね。
中野辰宏 そうですね。ほんとに優しい方ですね。Aさんはほんとに幸せだな。
シンディ
だから先生、何とかしてあげて下さいよ。
中野辰宏 はい、なんとかしましょう。といっても、私はVISAの専門家でVISAの
ことしか説明できないのですが、この相談では最低でも二つの問題
を考えなければなりません。まず、一つは子供のVISAのこと、そして
もう一つはお母さんの病気治療のためのVISAのことです。
シンディ
先生それからもう一つ、病気が治ってからもお母さんが日本暮らす
ためのVISAのこともありますよ。
中野辰宏 そうですね。しかし、その問題が一番難しいから後回しにします。とい
うことで、先ず、子供さんのVISAについてなんですが、この子は日本
で言う所謂「連れ子」に当たります。連れ子に付いては入管法の基準
に規定があります。つまり、この子は日本人の配偶者で「日本人の
配偶者等」の在留資格をもって在留する者の未成年かつ未婚の実
子であってその扶養を受けて生活する者にあたるわけですが、この
場合には「定住者」に該当します。定住者の在留資格ですから、活
動の制限もなく、学校に通うことが出来ます。
シンディ
ああ、よかったなんの問題もないのですね。先生、それではお母さん
についてはどうですか。まず、病気の治療のためのVISAですね。
中野辰宏 病気の治療については短期滞在のVISAが適用されます。先進医療
技術を受けるためには、本国の技術では難しいので、日本で治療を
受けさせたいという申請をすることになります。病気の内容にもよる
のでしょうが、検査期間やその後の治療を含めると90日のVISAが
もらえると思います。あとは、日本に入国してから、病気の治り具合
に合わせて更新を認めてくれるかどうかが問題となりますね。短期
滞在VISAは原則として更新は認められないのですが。病気の完治し
ていない人に「期間が過ぎたから帰りなさい」というのでは人道上の
問題がありますので、更新は認められるでしょう。さらに病気が慢性
的で日本の病院で長期間の治療が必要な場合には、これは間違い
なく許可されるとは断言はできないのですが、「特定活動」という資格
に変更するという方法もあると思います。特定活動というのは法務大
臣が「人道上の理由」その他特別な事情を考慮して個々の外国人に
対して指定する活動です。法務大臣が特に特別の事情を考慮する
わけですから、その活動は個々人によって様々です。「病気の長期
治療」というのは特別の事情として認められるケースだと思います。
シンディ
なるほど、病気の治療については短期滞在のVISAで解決できるとい
うわけですね。そして病気治療が長期間になる場合は、法務大臣が
認めてくれる「特定活動」への資格変更も考えられるということです
ね。ところで、先生病気が完治してから日本で暮らすことについては
どうですか。
中野辰宏 これはなかなか難しいのです。前回もお話しましたが、お母さんという
のは「家族滞在」のVISAはもらえないのですよ。だから、他の在留資
格を考えなければなりません。そしてどの資格にも該当しないけれ
ど、どうしても日本で暮らすことがBESTだと言う場合には、法務大臣
に「定住者」への資格変更申請をして、法務大臣が特別の理由を考
慮することで、定住者資格をもらうことも考えられます。こちらも、「特
定活動」と同じように法務大臣が個々の外国人について特別の事情
を考慮するというのがポイントになります。
シンディ
先生、これはほんとに難しそうですね。
中野辰宏 はっきりと定められた基準はないのですが、まず、このお母さんの年
齢が一つのポイントになります。70歳とか高齢であることが大事で
す。そして次に本国には身寄りがおらず、帰っても一人で暮らさなけ
ればならないというような事情が必要です。そしてAさん夫婦が共働
きなので、未だ8歳の子供の世話や家事の手伝いをしてAさん夫婦を
手助けしてやることができることなどの事情を説明して申請すること
になると思います。
シンディー やっぱり相当難しいですね。先生、最後にそれぞれの手続の方法と必要な書類を教えて下さい。
中野辰宏 分かりました。そてではまず、子供さんについては、ELIGIBILITYの方法と短期で入国して日本で資格変更をする方法があります。用意する書類は、まず、Aさんとの親子関係がわかるような書類(出生証明書)が必要ですね。それからAさんが日本人と結婚していることを証する戸籍謄本、Aさんの外国人登録証明書、Aさんのご主人の在職証明書、源泉徴収票、納税証明書、身元保証書などですね。
シンディー ではAさんのお母さんの短期滞在VISAについてはどうですか。
中野辰宏 短期滞在VISAは現地の日本大使館で申請します。必要な書類は現在病気であることの証明が必要ですね。いわゆる診断書とかカルテですね。次に日本で入院する病院がこのお母さんの入院を認めるという書類が必要でしょう。おそらく、現在本国で通院している病院の
先生と日本の病院の間でカルテの受け渡しなどもしてもらわなけれ
ばならないと思います。他には、Aさんのご主人の身元保証書や収
入を証明する資料も必要だと思います。そして、病気が治ってから、日本で暮らすための手続は短期滞在から定住者への資格変更になります。この時に必要な書類はAさんとの親子関係を証する書面(出生証明書)、Aさんとご主人との夫婦関係を証明する戸籍謄本、Aさんのご主人の収入を証する書面、身元保証などですね。
シンディー しかし、これは難しいのですね。なんとかして、この家族が日本で暮
らせるようにしてあげたいですね。先生、今日は有り難うございました。
中野辰宏 いえ、こちらこそ。