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2000年12月5日放送
「文化活動VISAからの変更」
シンディー 中野先生こんばんは、今日もよろしくお願いします。
中野辰宏 はい、こんばんは。私の方こそ今日もよろしくお願いします。シンディ
ーさん今日も芸術の秋にちなんだお話をしようと思うのですがよろし
いですか。
シンディー はい、いいですよ。今日はどんな芸術のお話ですか。
中野辰宏 シンディーさんは文化活動VISAってご存知ですか?
シンディー かなり前にやりましたよね。文化活動VISAっていうのは、お茶や生
け花や柔道など日本の伝統的な文化を勉強するためのVISAですよ
ね。大事なことは収入を伴わないということでしたね。
中野辰宏 はい、100点満点の回答ですよ。最近私はこの文化活動VISAで在
留している外国人の方からよく相談をうけるのですよ。
シンディー どんな相談ですか。就労が出来るVISAに変更したいというような相
談ですか?
中野辰宏 まぁそういうことですが、例えば日本で生け花とお茶を勉強している
ある女性の場合は、最初2年間をかけて生け花を勉強してやっと教
師になれる免状をとったらしいのです。さらに彼女は日本の文化に
興味を持っているので、今度はお茶にチャレンジしてこれも2年間で
お茶の教師の免状をとったというのです。しかし、このままでは収入
を得ることはできないのですね。だからまず、生け花の教室をはじめ
ようと思って近所のおばちゃんや若い女性に声をかけたらしいので
すよ。そうしたら英語の話せる生け花の先生と言うことで近所で評判
になってあっという間に生け花を教えてほしいという希望者がかなり
集まったらしいのですよ。そこで、なんとかならないかと言う相談なの
ですよ。また、ある陶芸家に弟子入りして焼物の修業をしている男性
からは、陶芸コンクールなどに出品するたびに入選しているので、今
度個展を開く計画があるらしいのです。そしてそれを契機に陶芸家と
して独立したいと考えているが、該当するVISAはあるかという相談を
受けています。
シンディー 先生、それって難しいんじゃないですか?生け花教室を自分で開くと
いうのでしょう?また男性の場合は焼物を焼いてそれを売って生活
をしようというのでしょ?
中野辰宏 そうですね。両方とも確かに厳しいかもしれませんね。しかし、全く不
可能でもないと思うのですよ。芸術という在留資格があります。この
資格は「収入を伴う音楽、美術、文学その他の芸術上の活動」を行
うことなのですよ。その活動はおおきく二つに分けることが出来ると
思います。ひとつは、作曲家、作詞家、画家、彫刻家、工芸家、著述
家、写真家などが行う創作活動なんです。そしてもうひとつは音楽、
美術、文学、写真、演劇、舞踏、映画やその他の芸術の指導者とし
ての活動なんです。
シンディー ということは、先生、彼女の場合は芸術の指導者にあたるわけです
か。生け花の教師の免状をもっているわけですから。
中野辰宏 そうですね。私は生け花は立派な「芸術」だと思いますから、生け花
教室を持つことは「芸術の指導を行う活動」に該当すると思います。
シンディー それでは、陶芸家として独立したいという彼の場合はどうでしょうか。
中野辰宏 はい、これも、彼は陶芸家=「工芸家」ですから、彼が粘土をこねて
窯で焼物を焼くことは創作活動ですね。
シンディー そうすると、先生二人とも「文化活動」から「芸術」への資格変更が
簡単にできるのですか?
中野辰宏 う〜ん。まだまだ、実はこれから話すことが難しいのですよ。「芸術」
の資格で在留する外国人は芸術上の活動だけを行うことで日本で
安定した生活を営めるだけの収入を得られなければならないのです
よ。早い話、「芸術だけでメシが食えること」なのです。陶芸家の場合
は、彼が作った焼物が高く売れてその売上だけで飯が食えること。
生け花教室の彼女の場合にはたくさんのお弟子さんが集まって、お
弟子さんからの「お月謝」だけで飯が食えることが必要なのです。
シンディー なるほど、、、まさに実力の世界ですね。自分の創作した物が売れ
るって大変なことですからね。有名な画家でも生きているときは全然
絵が売れなくて、死んでから有名になった人がたくさんいますよね。
中野辰宏 そうでしょう。芸術の道って本当にきびしいのですよね。よく「芸術で
飯が食えるか」っていいますね。だから、この在留資格が許可される
ためにはコンクールでの入賞や展覧会での入選等過去の実績が
大事です。相当の実績が必要ですね。それでもそれだけでの
安定生活って並み大抵ではありませんね。また、生け花教室などの
場合はその殆どをお弟子さんからの「月謝」に頼るわけですね。
だからお弟子さんの数が何十人もいなければ難しいでしょうね。
お稽古事の月謝っていうのは1ヶ月5000円から10000円くらいだ
と思うのですが、教室を借りる場合はその使用料やその他の経費
が必要ですからそれを差し引いて利益を出さなければ安定した
収入と言うのは大変でしょうね。
シンディー 先生、よく分かりました。芸術が難しいことが。ただ先生、例えば彼
女の場合は有名な先生の下で生け花の教師(指導者)として報酬を
もらいながらお弟子さんを教えることもできるのでしょう?
中野辰宏 そうですね。それは問題ないと思います。
シンディー また、陶芸家の場合も自分で陶芸教室を開いて生徒さんを教えたり、
そんな教室の先生として指導することもできるのでしょう?
中野辰宏 はい、これも認められると思います。
シンディー 先生、最後にこのような人たちが「文化活動」から「芸術」のVISAに
変更する場合の必要書類を教えてくれますか。
中野辰宏 まず、生け花教室の彼女の場合は、お花の教師の免状ですね。そ
れに自分が師事した先生からの推薦状などがもらえれば付けると
いいですね。展覧会矢コンクールで入選したときの賞状などがあれば
そのコピーを付けることも忘れないで下さい。
シンディー 先生、計画している生け花教室の計画書も必要ですか。
中野辰宏 そうですね。事業計画書みたいなものがあればBetterでしょう。
予定生徒数、月謝の金額、教室の賃貸料、材料費等を書いて
簡単な収

支明細書を付けたら分かりやすいでしょうね。
シンディー 分かりました。それでは焼物の彼の場合はいかがですか。
中野辰宏 これも、殆どおなじですね。コンクールや展覧会での入賞、入選実績を
賞する文書。師事した師匠の推薦状、自分の作品の写真をつける
のもいいでしょうね。あとは作品の売上予定表ですね。利益がで
なければ、資格変更は厳しいかも知れません。とにかく自分の作品が
売れることで安定した生活を営むこときることを訴えなければなりません。
シンディー 先生、芸術の秋は素晴らしいですが、「芸術」でご飯が食べられるよう
になることがいかに大変かがよく分かりました。今日はどうも有難う
ございました。
中野辰宏 私の方こそ有難うございました。