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2001年1月16日放送
「新春特集」
シンディー 中野先生こんばんは、今日は新年になってから初めての放送です
から、先ずは新年のご挨拶から始めましょうか。中野先生新年明け
ましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
中野辰宏 はい、明けましておめでとうございます。私の方こそ本年もどうぞよ
ろしくお願いします。シンディーさん今日はね、新春特集として、心に
ジーン迫ってくる感動的なお話をしたいと思うのですがよろしいです
か。新年初めての放送として相応しいお話しだと思いますので、ぜ
ひみなさんに聴いて頂きたいとおもうのです。
シンディー はい楽しみですね。どんなお話でしょうか。
中野辰宏 実は、私の友人の行政書士が取り扱ったVISAに関するお話なんで
すよ。この行政書士はね、VISAに関してはまだ初心者なんだけれど
一生懸命、自分が持っている力の全てを使ってクライアントのために
仕事をしてあげたおかげで難しいVISAがとれたというお話しです。
シンディー へえ、感動的なお話しのようですね。先生、難しいVISAってどんなケ
ースなのですか。
中野辰宏 そうだね。勿体ぶってないで早くそれを話さなければいけないね。ご
めんね。ちょっと長くなりますが、我慢して聞いてくださいね。まずクラ
イアントは日本人の男性です。彼は1995年6月にアジアのある国か
ら日本に働きに来ていた女性と知り合いました。知り合ったのは彼
女がホステスさんとして働いていたスナックでした。このとき彼は日本
人の女性と離婚した直後でした。彼女と交際を続けているうちに彼
は彼女の優しさに心が洗われていくような気持ちであったと言いま
す。前の奥さんとの離婚で彼はくたくたに疲れきっていたらしいので
す。
一方彼女は1993年5月に興行のVISAで入国していましたが、パスポ

ートはプロモーターに取り上げられていました。そのうえ働いていた
お店には警察の捜査が入り、お店からは薬物陽性反応が出たので。
彼女も再三の検査や家宅捜査を受けたことがあったようです。その
後、彼女はこのお店がイヤになり逃げ出しました。半年余り逃げ回
っていたそうです。怒ったプロモーターが彼女を訴えたので彼女には
逮捕状が出てしまいました。そんな状況の中、二人は知り合ったそう
です。彼らは一緒に暮らし始めましたが、彼は離婚した直後であった
のでなかなか結婚には踏み切れませんでした。二人は別れることに
なり、彼女は本国に帰る決心をしたようです。彼が付き添って彼女は
領事館へ相談に行きました。そして1996年12月、入管に出頭したと
ころ逮捕状が出ていたのでその場で逮捕されました。裁判が始まり
彼女は懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けました。1997年2月
彼女は本国に強制送還されました。
シンディー 先生、ここまで話を聞いているだけでもすごいですね。。まるでテレビ
ドラマでも見ているようなストーリーですね。
中野辰宏 そうでしょう。話している私も興奮してきますよ。

彼女が去ってから、彼は毎日彼女のことばかり考えて暮らしたといい
ます。彼は彼女が一番大切な人であることがわかり、1997年9月彼
女の国まで会いに出かけるのです。そして彼女にプロポーズをしまし
た。彼女のご両親の許可をもらって二人は結婚しました。
シンディー 先生、彼は彼女が忘れられなくて彼女の国に行ってプロポーズをし
たのですね。凄いな〜。彼女は最高に幸せだったでしょうね。
中野辰宏 そうだね。そこまで愛されて本当に幸せだったでしょうね。二人は夫
婦になったのだから、彼はすぐに彼女と一緒に日本で暮らそうと彼
女のために結婚VISAを申請したのですが、だめでした・・・・
シンディー 先生、彼女が退去強制になったからだめなのですか。
中野辰宏 この当時の入管法では退去強制後1年間は入国できません。さらに
それだけではなく彼女は執行猶予付ではあったけれど懲役1年の有
罪判決を受けていましたからね。これは外国人が日本へ上陸する際
の上陸拒否事由に該当するのですよ。
シンディー そうすると先生、二人はこんなに凄い大恋愛をして結婚したと言うの
に日本で暮らすことはできないというのですか、それってあんまりだ
わ。
中野辰宏 まぁ、シンディーさんの怒る気持ちもわかるけれどね。非常に厳しい
ですね。単にオーバーステイで退去強制になっただけなら1年間我慢
をすれば再度日本に来ることができるのだけれど、1年以上の有罪
判決を受けた場合には一応無期限で上陸を拒否できると言うのが
法律の規定なのですよ。だから場合によっては永久に日本に上陸
できないという非常に厳しい状況であったのです。
シンディー それじゃ先生、彼も彼女も、もうあきらめるしかないというのですか。
中野辰宏 いやいやシンディーさんこんなことでGIVE UPするような彼じゃない
ですよ。彼は何としても彼女を日本に呼び寄せたい一心でいくつもの
弁護士事務所に相談に行きます。しかし、「何とか力になりましょう」
と言ってくれる弁護士さんはいなかったそうです。
シンディー 先生、やはり法律的にはどうすることも出来ないということなのですか。
中野辰宏 うん、まぁはっきり言ってそういうことになるでしょうか。しかし彼はそれ
でも納得できなかった。愛し合って結婚した二人が一緒に暮らす

ことが出来ないなんてそんなことがあってたまるかとね。そこで、彼
はさらにVISAのことが分かる専門家を探すのでした。そして巡り会った
のが私の友人の行政書士でした。彼女はまだVISAのことに関しては
初心者だったのだけれど、この男性の話しを聞いて何とかしてあげ

たいとおもったのです。この気持ちがとっても大事なのですよね。
シンディー 先生、この男性にとってはその行政書士さんが神様のように見えた
でしょうね。やっと自分達のことを分かってくれる専門家に会うことが
できたのですから。
中野辰宏 はいそう思いますね。そこで、この行政書士は彼に対して徹底的に
インタビューをします。何日も時間をかけて彼と彼女の生い立ちや
家族のことを・・そんな中で彼が今までに入管や大使館で話して
いなかったことがだんだんと明らかになってきました。
シンディー 先生、この男性はすっかり行政書士さんを信頼して何でも話すことが
出来たのですね。
中野辰宏 はい、そうです。我々はクライアントから何でも話してもらうことが一
番大事なのですよ。そして、そのためには信頼関係が生まれなかったら、
絶対にいい仕事はできないですね。こうして彼女は男性から話して
もらった、とっておきの真実をまとめて入管にEligibilityの申請をしたのです。
シンディー 先生、ここが行政書士さんの腕の見せ所なのですね。きっと素晴ら
しい申請書を心をこめて書き上げたのでしょうね。
中野辰宏 そう、彼女にとってははじめての大きな仕事でした。何日も眠れなかった
といいます。しかし、ついにとうとう彼女の渾身をこめて書き上げた
文書が入管を動かしたのでした。結果が出るまでは3ヶ月位かか

ったようです。もちろん結果は◎でした。
シンディー うわぁ、よかったですね。 \(^o^)/
中野辰宏 そう、やったぁ \(^o^)/ですね。最初に言いましたが、彼女は永久
に日本に入国できないかも知れなかったのです。法律的には非常に
厳しい状況でした。
シンディー クライアントの男性は喜んだでしょうね.。もちろん外国にいる彼女もね。
中野辰宏 「そりゃあもう、大騒ぎさ!」 彼はもう感動で顔がぐしゃぐしゃになる
くらい泣いて喜んだといいます。もう言葉にならなかったでしょうね。
彼の執念と二人の愛と、行政書士の能力の勝利であったと思います。
彼は彼女を迎えに彼女の国に飛び立ちました。そして到着のその日、
まだ入国の段階で何が起こるかわからないからと、行政書士は到着
ゲートで二人を出迎えました。遠くの方から幸せ一杯に感謝の気持ち
を込めて手を振ってくれる二人の姿を見つけたとき、胸が

一杯になった私の友人、西村万里子行政書士は人目もはばからず
その場に泣き崩れたということです。
シンディー すごい!  先生今日は新年最初の番組としてピッタリの感動的な
お話しを有難うございました。
中野辰宏 いいお話しだったでしょう。今年もこの調子でよろしくお願いしますね。